運動器リハビリテーション
運動器リハビリテーション
主に理学療法士が、医師と連携して患者さまひとりひとりに個別のプランを作成しリハビリテーションを行います。
日常的に起こりうる整形外科の諸問題について、一般に体質と呼ばれる個々人の身体の特性や、姿勢をはじめ日常生活動作などの環境要因が原因として関わっているとされます。
なかでも長時間継続する姿勢や、くりかえされる日常生活動作、時にスポーツやお仕事の中で多く見られる特定の動作などは整形外科の諸問題において重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
日々の診療のなかで、実際に姿勢の改善にチャレンジしてみたところ具合が良くなる方、またくりかえされる動作について、より健康的な運動パターンに注意して生活したところ、これまでの問題が解決に向かわれたという方がいらっしゃいます。
姿勢の改善、適切な体幹機能のトレーニング、横隔膜と骨盤底筋の動員、位置覚や触覚などの深部知覚・固有知覚と呼ばれる感覚のトレーニングなどを通して、整形外科の諸問題が改善されている、という方に出会うことが出来ます。
理学療法は範囲の広い治療であり、これからより一層の発展が期待される科学・治療の分野と考えています。
もちろん特に重症な方や、より早期の社会復帰・スポーツ復帰が必要な方には保存的治療のみでなく、外科的加療(手術療法)をお薦めする場合もございます。おひとりおひとりに合った治療法をご相談・ご提案していけたらと考えています。